産休・育児休暇を経て復職したら、以前よりも業務が単純な事務作業の多い部署だった。
毎日限られた時短勤務の中で、最大限パフォーマンスを出して働いているけど、周囲のキャリアアップにどんどんと取り残されている…。
そんな、子育てしながら働きつつも 昇給や昇進が望めない状態となってしまう「マミートラック」。
仕事に家事に育児にと奔走した日々を送っているのに、会社からも評価されていないと感じて仕事のやりがいが無くなってしまうという方がとても多いのが現実です。
やっぱり子育てしながら、仕事のキャリアを積んで行く事は難しいのでしょうか?
その対策をご紹介します。
マミートラックの原因は、お互いの遠慮から。
育児ワーキングママがやりがいのある仕事が出来ず、昇進昇給から離れてしまうマミートラックは何故起きてしまうのでしょうか。
その主な理由はママ側・会社側双方の遠慮にあります。
会社側は、子育てしながら働くあなたに、
「無理をさせたくない。仕事で負担を感じずに育児も頑張って欲しい。」
という気持ちをもって、あなたを比較的業務が軽い部署に回しているかもしれません。
また、プロジェクトを誰に任せるか検討する際も、
「●●さんは優秀だから任せたいけど、お子さんもいるし、この案件を任せたら負担に感じてしまうかもな…。」
と、あなたに気を使って 大きな案件は任せないようにしていることも。
一方子育てをしながら働くあなたは、
「案件を抱えても、呼び出しがあったりしたら周囲に迷惑がかかるから、始めから関わらないでおこう。」
と、会社に遠慮をしてやりたい事を我慢しているのではないでしょうか。
会社とワーキングママ双方の遠慮が遠慮し合っている結果、責任の少ない簡単な仕事のみを任せられているのかもしれません。
まずは自分のやりたい事・出来る事を会社側に伝えてみよう。
上司や企業は、まさかあなたが「もっとやりがいのある仕事をしたい」と、思っているとは想像していないかもしれません。
それは、育児に頑張るママさんたちが大変だろうということに配慮しているからこそ。
そんな中でも「仕事中はやりがいのある仕事をもっとしたい!」という気持ちがあるということを、まずは自分から会社や上司に伝えてみましょう。
その上で、
- 遅くまで働く事は出来ないけれど、時間内でここまでは必ずやる。
- 子どもの都合で帰らなくては行けない場合は、在宅で対応したい。
など、自分の出来る範囲を明確にしておくと、会社側も「ここまでなら任せられるんだな」と、判断しやすくなります。
今いる環境でより希望に合ったお仕事が出来るようになれば、それが最も理想ですので、まずは希望を伝えて環境が変わるか試してみてください。
時短・子育て中というだけで全く聞く耳を持たない場合は、転職も考えてみて。
社員ひとりひとりのやりがいなどが全く考慮されず、時短というだけで 仕事を楽しむ・やりがいを求めるのは難しい…という職場も中にはあります。
そういった場合は、せっかくもっと仕事にとりくみたいという気持ちがあるのにもったいないですので、もっと自身を活かせるお仕事に変えることも検討してみましょう。
子育て中の転職は難しいのでは?と思うかもしれませんが、ここ数年特に、企業側での子育てママ世代のニーズが高まっており、子育て世代の採用は増えてきています。
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